毎月のデータ通信量を気にせずに使えるポケットWiFiは?
- ポケットWiFiでも月間パケット通信総量を気にする必要がある?
- データ通信量を気にせずに使えるのはどれ?
スマホで動画を楽しんでいる方も多いと思います。
でも気になるのは月間パケット通信総量です。
スマホの場合は毎月決まった量以上のパケット通信をすると速度制限をかけられるという帯域制限という規制措置があります。
パケット通信の場合は一人のユーザーが電波を独占することで他のユーザーが通信速度の低下などの状況悪化を招くことがあります。
その為にヘビーユーザーに対して使いすぎに気をつけるような規制措置をとっているのです。
この帯域制限はスマホだけではなく、モバイル通信ではほとんどの場合が適応され、実際にポケットWiFiでも行われています。
タブレットPCやノートPCのようにデータ量の多いモバイルツールを使う時にもデータ通信量を気にするのは大変ですよね?
そこでデータ通信量を気にせずに利用できるモバイル通信を探してみました。
格安SIMの無制限プランはかなり微妙
- 通信速度が遅いので快適にネット接続が出来ない
- 完全無制限ではないのでデータ通信量を気にする必要がある
まずはスマホでも注目されている格安SIMの無制限プランについて調べてみます。
格安SIMとは回線をレンタルしてサービスの提供をするSIMカードのみの契約です。
大手キャリアの回線を利用できるのですが、大手キャリアのような充実したサービスは全く無いというのが格安SIMです。
多くの場合は端末購入の割引もないので自分で端末を用意することが必要です。
SIMカードの契約としては音声通話付きプランとデータ通信専用プランがあります。
モバイルルーターに利用するならデータ通信専用プランです。
無制限プランの場合は多くの所で月額3,000円以下で利用することができますが通信速度がかなり遅いという印象です。
プロバイダによっては最初から通信速度が最速3Mbps程度のところもあります。
実際に計測される通信速度はこれよりも低いので通信速度に関しては期待ができません。
それに完全無制限で提供されているサービスは少なく、直近3日間の通信量制限はあるのが一般的です。
つまり短期間にデータ通信を使い過ぎると無制限プランでも速度制限を受けるのです。
月額料金は確かに安いのですが、あまり使い勝手のいいという印象がありませんでした。
ルーター割引のあるスマモバはお得になる?
- ドコモ回線を使えるので利用可能地域の広さは魅力
- やはり完全無制限ではなく条件がわからないのが不安
同じように格安SIMのようなサービスをしているのがスマモバです。
こちらの場合は端末の同時購入で割引ができる特典があります。
利用する回線がドコモのXi回線なので接続可能地域がとても広いというメリットがあり、無制限プランの選択もできます。
でも無制限プランでも完全無制限ではなく直近3日間での速度制限はあります。
しかもその条件が詳しく発表されていません。
データ通信量を気にせずに使える、という条件としてはかなり厳しくなります。
実際にどれ位使うと速度制限がかかるのかがわからないので気をつけようもありません。
モバイルルーターの同時購入で割引があるのはいいのですが、その割引も契約期間とのズレが有るのが使いにくい要因の1つでもあります。
ルーター購入を分割にした場合は毎月分割料金分の割引が行われますが、その料金が36回払の場合の料金となっています。
最初の契約期間は2年間で満期になるとそれ以降はいつ解約しても違約金がかからないのですが2年で契約終了をするとルーターの料金が残ります。
端末を実質0円で購入するためには3年間の契約が必要になります。
データ通信量を気にせずに使うためにはモバイルルーター専門の契約がいい?
- 格安SIMでは速度など不満が残る可能性が高い
- 完全無制限ではないので結局データ通信量は気になる
格安SIMでもポケットWiFiとして利用することができますが、その場合は通信速度や結局データ通信量を気にする必要がありました。
特に通信速度に対する不満を感じる人も多く、状況によっては全く使えないと感じたユーザーもいるそうです。
確かに通信速度に関しては格安SIMの場合にはかなり難しいところがあります。
回線もレンタルなので同じ回線を使っていても元のキャリアと差がでる可能性も。
しかも完全無制限ではなく、速度制限を受ける条件がはっきりしていないので、データ通信量は気になってしまうというのが現状のようです。
それならばポケットWiFi専用プランを取り扱っているプロバイダのほうがより安心して利用することができるのでしょうか?
専用プランを提供しているプロバイダを確認してみます。
ヤフーWiFiとWiMAX2+はどっちが使いやすい?
- データ通信量を気にせずに使えるのは?
- 月額料金が安く使いやすいのは?
ポケットWiFi専用のプランを提供しているのはワイモバイルとWiMAX2+です。
この2つの回線は色々なプロバイダからサービスの提供があります。
ただし無制限プランの提供があるのはほとんどWiMAX2+回線のプロバイダです。
ワイモバイルではヤフーWiFiのみが無制限プランを提供しています。
そこで今度はヤフーWiFiとWiMAX2+回線のプロバイダを比べてどちらが使いやすい無制限プランの提供があるのかを調べてみます。
無制限プランを利用すればデータ通信量を気にせずに使うことが出来るのでしょうか?
月額料金はどちらを利用するほうが安くなるのでしょうか?
それぞれのサービス内容を詳しく調べてみます。
ヤフーWiFiの無制限プランはどんな条件で利用できる?
- 利用できる地域が限られているのが特徴
- 契約期間が3年と他より長いので注意
まずはワイモバイル回線を提供しているヤフーWiFiを調べてみます。
利用できるのがワイモバイルとソフトバンク回線というのも大きなメリットです。
ワイモバイルはソフトバンクが親会社なのでソフトバンク回線も利用できるようになりました。
その為に全国的に利用できる地域が広いというメリットが有りますが、無制限プランはまた違ったサービスとなっています。
こちらの場合は新しくワイモバイルでサービスが始まったAXGPエリアのみで利用できるサービスとなっています。
しかもこのAXGPエリアで対応ルーターをアドバンスモードにして利用するというのが無制限プランの条件となっています。
つまり対応しているルーターの契約と対応している地域にいることが必要なのです。
現在AXGPエリアは首都圏と地方中心都市をメインに拡大している最中です。
地方都市ではまだ利用できる地域はかなり少ないというのが現状のようです。
それにヤフーWiFiは契約期間が他のプロバイダと違い3年縛りになっています。
ちょっと長い契約期間なので乗り換えなどの場合には解約する時期に注意しましょう。
無制限プランの場合は利用できる地域が限られてしまうのが大きなデメリットです。
しかもやはり完全無制限ではなく直近3日間で3GB以上使うと速度制限がかかります。
制限される条件がわかっているので気をつければ制限に掛からないようにすることが出来るのですが、データ通信量に気を使う必要はあります。
速度制限された場合は通信速度が128Kbpsまで落ちるのでまともにネット接続が難しくなるのでかなりの注意が必要になります。
WiMAX2+の無制限プランは使いやすい?
- 月間パケット通信総量の上限がなくなるプラン
- 月額料金は高めなので場合によっては固定回線のほうが安い
次にWiMAX2+が提供している無制限プランを確認してみます。
こちらの場合は殆どのプロバイダで契約することが出来る無制限プランとなっています。
ギガ放題プランというのが無制限プランの名称です。
月間パケット通信総量の上限がなくなるというサービス内容となっています。
やはりこちらの場合も月間パケット通信総量が無制限なので直近3日間で3GB以上の通信をすることで速度制限がかかります。
ただしWiMAX2+の場合は制限されるのが6Mbpsまでなのが特徴です。
一般的に快適にネットが出来るためには下り通信速度が5Mbps程度あれば良いと言われています。
WiMAX2+の場合は速度制限がかかっていても通信速度が6Mbpsでますので普通にネットを楽しむことが出来るのです。
確かに速度制限があるので完全無制限ではないのですが、データ通信量を気にする必要があまり感じられないのも事実です。
ただしギガ放題プランは他の無制限プランに比べると月額料金が高めという特徴があり、それが大きなデメリットになっている印象です。
割引が全く無い状態だと月額4,800円くらいの料金が必要になります。
プロバイダによって多少料金が変わりますが、固定回線とほとんど変わらない金額です。
データ通信量を気にする必要がないのですがコスト的には厳しいという印象です。
どのポケットWiFiを選べばいい?
- 動画などをよく見るユーザーにはWiMAX2+がおすすめ
- ライトユーザーの場合はヤフーWiFiの最安値プランがおすすめ
どちらのポケットWiFiプランにも特徴があるのがわかりました。
ではどちらを選べばいいのでしょうか?
利用する地域やその人の使い方によって契約する回線を選ぶとお得で使いやすいポケットWiFiを選ぶことが出来ると思います。
スマホやタブレットPCを使って動画をよく見るという方なら間違いなくWiMAX2+回線をおすすめします。
ヘビーユーザーでもデータ通信量を気にすること無くインターネット接続ができるので動画などの容量の大きなデータ通信でも問題ありません。
月額料金もキャンペーンなどを利用してプロバイダを選ぶことで多少は安くなります。
それほどネット接続を頻繁にしないのならヤフーWiFiのもう1つのプランがおすすめです。
最安値プランなら月額料金1,980円で月間7GBのパケット通信ができます。
直近3日間で1GBという制限もありますが、テキスト中心なら問題ありません。
今では多くのポケットWiFiがサービス提供されているので、自分の使い方にあったプロバイダを選んだ契約しましょう。