高3の冬に文転した話~偏差値66高校の理数科から大学文系学部へ~

✔文転時期:高3の1月※センター試験後
✔進学先:
私立大学の経済学部
✔結論:
理系(理数科)からの文転はあまり苦労しなかった

文系・理系の文理選択は重要といいますよね。

行きたい大学や進みたい道によって文系か理系か慎重に選択すると思いますが、私自身もそのときは慎重に選択し、理系を選択しました。

私の場合は理数科という特殊な科に進学したので、高校入学時から理系でしたが、多くの人の場合は高校入学後に文理選択することになると思います。

そして文系・理系を選択した後は、文系カリキュラム・理系カリキュラムで授業が進んでいきます。

そのため、理系なのに文系に進みたいと思った、文系なのに理系に進みたいと思ったという場合は、文転または理転が必要になります。

私は高3の冬に文系学部に進学するために、理系から文系へ文転しました。

今回の記事は理系から文系に文転したときの経緯や感想について。

最後にアドバイスも書いているので、文転したいけど不安という方の参考になれば幸いです。

文転の経緯

私が通っていた理数科は少し特殊ですが、理系科目を重点的に勉強するという意味では普通の理系クラスとあまり変わりません。

理数科では数学や物理、化学、生物の授業の割合が大きいですが、英語や国語、日本史、世界史の授業もきちんとありました。

ぼんやり自分は理系学部に進むだろうな~としか考えていなかった私が、文転することに決めたのは高3の冬。

年明けのセンター試験後です。

センター試験で思うような結果を出せず、私立大学の受験を視野に入れ始めたことがきっかけです。

正直いうと、センター試験の結果を見て行けそうな大学を受けようくらいにしか考えていなかったため、センター試験の結果が思うような結果にならず、焦りました。

そもそも高1、高2の段階で進路選択活動しておけばこんなことには……

そこから、本気で大学調べをしている中で、ある私立大学の経済学部に興味を持ちました。

そこの大学の経済学部は、経済といっても、数字を使う授業が多く、理系の人も向いているというう情報を得たからです。

しかし、入試科目を見てみると「国語・数学・英語」だったのです。

ぶ、文系科目が2つもある……。

そして、高3のセンター後から私立大学受験を目指して、文系科目を重点的に勉強するようになりました。

ここまでが私の文転の経緯です。

文転してみた感想

結論からいうと、理系(理数科)からの文系への文転はあまり苦労しませんでした。

入試科目が国語・数学・英語の場合ですが、最低限センター試験の対策していたというのが1番の理由です。

センター試験対策しておいて良かった……!

古文の文法や漢文についての勉強もしていたため、暗記ものもある程度していました。

また進学校でもあったため、ほとんどの人が理系科目に重点を置きながらも、文系科目も頑張っていないわけではありませんでした。

つまり私の場合ではありますが、進学校かつセンター対策をしっかりと行っている場合は、あまり苦労しないと思います。

文転するときに気を付けたいこと

私の場合は私立大学受験で入試科目が国語・数学・英語だったため、日本史や世界史などの科目は必要ありませんでしたが、文系学部の受験科目にはそれらの科目が2つ必要な場合もあります。

日本史や世界史を高3の冬から学び始めるというのは、不可能ではないと思いますが、時間・体力的にもかなり厳しいはずです。

日本史の暗記量が単純に2倍になると思うと恐ろしい……。

私の場合も、世界史は世界史Aのみを日本史は日本史Bのみを選択し、学んでいました。

しかし、日本史の授業数も文系より少なく、理系科目を重点的に勉強していたため、あまり得意ではありませんでした。

日本史、世界史、地理などから2つ必要だという場合の文転はなかなか厳しいと思います……。

文転を考えている人へのアドバイス

理系から文系への文転を考えている方へ、私からは4つアドバイスします!

《先生に相談する》

文転や理転を少しでも悩んでいる場合は、まずは学校の先生や家族に相談するのがおすすめです。

先輩や友達でもいいですが、文転してきた人を多く見ている学校の先生だと経験に基づいたアドバイスをくれると思います!

また、文転経験者が周りにいるという場合はその人に聞いてみるのが1番のおすすめです!

自分の進路はとても大切なこと!
恥ずかしがらずに早めに相談!

《問題を繰り返し解く》

センター試験対策してきたという場合は文系科目の暗記もある程度できているはず。とにかく大学入試の過去問や2次試験対策の問題を繰り返し解いて問題慣れしましょう。

私も不安で仕方ありませんでしたが、繰り返し問題を解いているうちに文系の人たちに近づけた気がして安心できました◎

解いた問題数=安心の大きさ♪

《早めに決断する》

早ければ早いほどいい!

文転する場合は早めに決めるに越したことはありません。

文転を早めに決めた分、文系科目の入試対策もしっかりできるため、少しでも文転するか迷ったら先生に相談し、早めに文転できるように準備しましょう。

私の場合は文転を決めたのがセンター試験後の1月だったため、もっと早く文転することを決めたかったと後悔しています。

《入試科目を確認する》

これはマストですが、はじめに自分が目指すべきゴール(受験)はどこで、そのために何(受験科目)が必要か確認しましょう。

私の場合は、国語・数学・英語の3科目が必要だと分かったため、その3科目を重点的に勉強し、入試に備えました。

入試科目が分かればあとは突き進むだけ!

まとめ

いかがでしたか?

文転したい! と思っても不安でいっぱいの人の方が多いでしょう。

しかし私の経験上、理転に比べると文転は案外しやすく、不可能ではないと思います。

もし文転したいとぼんやり思っている人は早めに誰かに相談し、1日でも早く決断するのが1番の打開策です!