大学・短大・専門学校ぶっちゃけどれ?【進路アドバイザーが答えます】

高校3年生のみなさんは進路について悩む時期かと思います。

しかし、学校の先生や親にはオープンキャンパスに行けと言われるけど、

  • そもそも大学・短大・専門学校のどれにするか決まらない
  • 専門学校に行きたいけど大学も捨てがたい……

という悩みを抱えていませんか。

また、オープンキャンパスではその学校のいい面しか説明されないので、自分自身で比較検討する必要があります。

今回の記事では、進路アドバイザーである私が、大学短大専門学校のどれがいいのか、ぶっちゃけます。

少しでも参考になれば幸いです。

大学・短大・専門学校ぶっちゃけどれ?

大学・短大・専門学校ぶっちゃけどれ?

結論から言うと、これはもう私は絶対に4年制大学です。

自信を持って言い切ることができます。

進路アドバイザーとして仕事をしていると、ついつい「大学も短期大学(短大)も専門学校も平等におすすめしている人」になってしまっています。

大学にも短期大学(短大)にも専門学校にもそれぞれメリットデメリットがあって、どの学校にもその学校にしかない魅力やうまみがあり、それぞれフィットする学生が必ずいるからです。

そのため、仕事で個人の主観を、進路に本気で悩んでいる高校生に押し付けることは絶対にできません。

しかし、ぶっちゃけ言うと私は大学だと思うんです

大学が1番だと思う理由

大学が1番だと思う理由

ここからは進路アドバイザーである私が、大学が1番だと考える理由を4つ紹介します。

進路に悩んでいるみなさんの参考になれば幸いです。

実際に行ってみて良かった

理由は山ほどありますが1番大きな理由は、私自身が4年制大学を卒業して良かったと思っているからです。

私が通っていた大学は難関私立大学の文系学部でしたが、私自身が勉強したい、知りたいと思っていたことはすべて叶いました。

学部の専門的なことはもちろん、学部以外の学問である例えば数学・文学・物理・英語・第2言語・法律・歴史・文化・心理学など幅広い教養が学べます。

深く追求するというわけにはいきませんでしたが、学部以外の分野のことも広く浅く勉強することができました。

もちろん、学部以外のことも追及しようと思えばできます

実際に私が進学したのは経済学部でしたが、一般教養では法律や心理学、文学系に興味を持って選択していました。

また、教授に質問したりその学部の友人を作ったり独学で学んだり研究サークルに入ったりなど積極的に行動することで知識量も増え、人脈も広がります。

学び方は本当に無限にあるんです。

しかし、それは大学だけではなく、短期大学(短大)でも専門学校でも同じことが言えます。

つまり、自分が決めて通っていた大学・短期大学(短大)・専門学校に対して「行ってよかった! 」と最終的に思えるような進路選択活動をしてほしいということです。

そして後悔しない進路選択をするために、進路選択活動は非常に大切です。

コロナ禍では、オープンキャンパスに行くことができず、思うように進路選択活動ができないという高校生のお悩みをよく聞きますが、オープンキャンパスに行くことだけが進路選択活動ではありません。

コロナ禍ゆえに、ほとんどの学校のHPやSNS、YouTubeなどのWEBコンテンツが強化され、WEBでの進路選択活動が今までよりも格段にしやすくなりました。

逆を言うと、WEBを上手く活用できるかできないかで周りと大きく差がついてしまうということ。

WEBコンテンツWEBオープンキャンパスを上手く活用し、自分の進路と向き合ってみてください。

自信がついた

2つ目の理由は自信がついたことです。

私はもともと、通っていた大学とは別の大学の理系学部を志望しており、センター試験と2次試験対策をがっつりと行ってきました。

現代文、古文、漢文、数Ⅰ、数A、数Ⅱ、数B、数Ⅲ、化学、物理、生物(基礎)、日本史A、世界史B、英語。

結果としては、私立大学だったので入試では国語・数学・英語しか必要なかったのですが、勉強してきたことは全く後悔していません。

なぜなら、確実に自信になっているからです。

受験という壁を乗り越えるまでの「努力」はそのまま自分の自信に直結します。

周りからの評価の差

周りからの評価の差

3つ目の理由は周りからの評価の差です。

大卒に対して人は自然と「少なくとも受験勉強という努力をしてきた人たち」という印象を持ちます。

それは、集中力・根気・継続力をわざわざアピールしなくても認めてもらえているということ。

大学受験というのは、それくらいの価値があるのです。

しかし、たしかに専門学校は大学に比べると入るのは易しいかもしれませんが、専門学生は入ってからとてつもない努力をします。

国家資格・検定の取得や専門的な勉強を短期間に集中してこなします。

そういった意味では、どこを卒業しても何か成果物さえあれば、周りからの評価は必ず得られます。

ただ、大卒に比べると周りからの評価や信頼を得るためには時間も努力もかかってしまいます。

出会いが多い

4つ目の理由は人との出会いことです。

大学は短期大学(短大)や専門学校と比べて、いろいろな人との出会いが必然的に多くなる場所であることが多いです。

私が通っていた私立大学もマンモス大学で、数多くの学部が1つのキャンパス内にあり、たくさんの先生や学生がいました。

学部以外の先生や学生と接点がある一般教養の授業があったり、サークル部活なども活発に行われていたため、今まで出会ってきたことがないような友達や知り合いもたくさんできました。

一方で専門学校は、先生や学生同士の距離が近く、深い付き合いをすることができます。

どちらにも魅力はあります。

ただ、個人的には広く浅くの人付き合いが心地よかったですね。

たとえ喧嘩をしても、会わないようにすることができるくらい人が多かったので、人間関係で深く悩むことはなかったように思います。

まとめ

いかがでしたか?

賛否両論あるとは思いますが、今回は私の考えをまとめてみました。

再度言いますが、自分が決めて行ったところに後悔しないような進路選択活動をしてほしいです!

まずは自分の学びたいこと就きたい職業将来のこと自身の性格についてじっくり考え、慎重に進路選択活動を行ってください。