大学4回生から、卒業論文の準備に取り掛かることになる学生も多いでしょう。
そんな学生のヒントになればと思い、今回は私の卒論についての経験談を書いてみることにしました。
はじめに言っておきますが、これは私の経験であり、あくまでも一例です。
そのため、真似してほしいというわけではありませんが参考にしていただけると幸いです。
ゼミ生の中で1番最初に教授のOKが貰えた私が意識したこと
私が意識したことはたったの2つです。
- 必ず本心を書くこと。
- 教授の性格を理解し、“教授にも楽しく読んで欲しい”を意識すること。
私のゼミの教授は東京大学卒で、頭の回転も超速く、授業についていくのもやっとでした。
また大手企業の重役経験があり、物事を見る目が鋭く、課題などに対しても厳しく私自身も再提出になることが多くありました。
何かを意見すれば、ことごとく突っ込まれるという感じ。
もちろんゼミに入る前の審査も厳しかったですが、興味のある分野だったため、頑張って入り込みました。
しかし入れたものの、内容が難しすぎると感じることも多くありました。
さらに難しい日本語を連発する教授だったため、辞書で調べながら聞き取っていましたね。
この教授が納得できる卒論が書ける気がしない……
不安でいっぱいになった私は、卒論が本格的に始まる大学4年生の夏までに、対策を練ることにしました。
まず明白なのは“真面目に書いてもOKが貰えない”ということ。
テーマは全員共通で、決まっていました。
詳しくは書きませんが、社会的には肯定され、推奨されているある制度についてでした。
ゼミ生にそれとなく聞いてみたところ、全員がその制度の知名度を上げるための施策または良くするための施策について書くらしいことが分かりました。
そこで私はその制度についての批判を書くことにしたのです。
批判を書いてみた理由
本心だったから
1つ目は、それが私の本心だったからです。
はじめは当たり前のように肯定しないといけないという義務感がありましたが、よくよく考えてみると、そんな決まりはどこにもありません。
また、卒論向けだからといって、自分と意見が違うことや思っていないことは実際書きづらく、いいものにもなりません。
必ず本心や自分の意見を書きましょう。
教授が物事の批判や反論することが好きな人だったから
2つ目は、教授がもともと否定や反論することが好きな人だったからです。
印象に残っているエピソードがあるので紹介します。
ゼミの授業で、複雑な専門書を読み解くというミッションがありました。
ゼミ生は苦労しながらも読み解き、やっと理解できたと思った矢先に教授がその専門書の反論を始めたのです。
私たちは混乱してしまい、理解も振出しに戻ってしまいました。
そのエピソードを思い出し、否定が好きな教授であれば、楽しく添削してくれるかもしれないと思いました。
卒業論文提出の結果……
結果、夏休み中にOKが貰えました。
私の卒論を読んだ教授におもしろいとも言ってもらえました。
卒論のOKが出るのが遅い人だと翌年の1月頃まで貰えていませんでしたが、私はゼミ生の中で1番最初にOKを貰えました♪
卒論が早く終わったおかげで、残りの大学生活も思う存分謳歌できました♪
まとめ
いかがでしたか?
卒論は、必ずこれを書かなければならないという決まりはありません。
学生の皆さんの卒業論文が納得のいく自分らしいものになるよう、応援しています♪