【2023年最新】簿記3級を独学で合格するのは無理?難しい理由と合格できる人の特徴を紹介

「日商簿記3級を独学でしかも1ヶ月で合格するのは無理?」そんな疑問を抱えていませんか?これから簿記3級を受験しようと思っている方は気になっているところだと思います。

ネットには「簿記3級は独学でも十分に合格できる。」と書いてあったり、「独学では無理。」と書いてあったりして、「え?結局独学でも取得できるの?」と迷ってしまいますよね。私は簿記3級を独学で取得経験がありますので、全然簿記3級は独学でも取得できる資格です。ですが初めて見る専門用語であったり、計算に自信がない。という方は独学ではなくTACなどの通信講座を受講するのがおすすめかもしれません。この記事では簿記3級が独学でも取得するのが難しいと言われる理由3つと独学でも合格できる人の特徴をご紹介しています。

この記事を参考に簿記3級を受験するにあたり、通信講座を受けるのか。独学で受験するのか判断して頂ければ幸いです。ぜひ最後までお読みください。

【2022年最新】簿記3級を独学で合格するのは無理?簡単?

正直、独学でも合格することはできますし、できない人はできないみたいです。世間的には独学は厳しいというイメージがありますが、実際にやってみるとそうでもないです。簡単です。ただ自分に自信がない方は独学ではなく、通信講座に申し込むことをお勧めします。ご自身のお財布と相談して講座を申し込んで見ると良いでしょう。通信講座に通っている人は合格する確率が非常に高いです。

独学で勉強しようと思う人は以下の条件に当てはまっているのであれば大丈夫そうでしょう。

  • わからない所を徹底的になくす人
  • 1日5時間以上勉強する時間を取れる人
  • 偏差値50以上の人

ご自身がこれらの項目に当てはまっているかどうかチェックして、独学でするかどうか判断してください。すべてに当てはまったら独学、そうでなければ通信講座に申し込むことをお勧めします。

簿記3級を独学で合格するのは無理?難しい理由を紹介

独学で勉強して合格できれば良いのですが、簿記3級の合格率は50%ほど。つまり2人に1人が落ちる確率となっています。なぜ簿記3級の合格率が50%なのか、ここでは簿記3級に合格するのが難しいと言われている理由を3つご紹介したいと思います。

理由1.専門用語に慣れていないから

簿記が難しいと感じる理由1つ目は専門用語に慣れていないからです。いきなり新しいことを始めるとどうしても出てくる専門用語。「貸方」「借り方」「貸借対照表」など様々な専門用語が出てきます。これをまずは覚えないと問題と対面しても、何が何だかさっぱりですよね。

商業高校や大学の経済学部に進学していれば聞いたことがあるかもしれませんが、普通の学校に行っている人達にはそもそも巡り合うことのない言葉たちがテキストには出てきます。また会社の銀行口座のことを「当座預金」なんて変わった呼び方をしますし、とにかく専門用語が出てきて頭の中がこんがらがってしまいます。

対処法:とにかく覚える

専門用語はとにかく覚えることがおすすめです。一度覚えてしまえば、忘れることはないでしょうし、会社で経理などを任されるようになれば仕事でつかえることは間違いナシです。簿記を取得することによって会社の決算などもある程度見れるようになりますし、専門用語を覚えるのは大変ですが、正直得しかありません。

理由2.市販の教材で勉強を済ませようとしているから

独学で難しいと感じる理由は市販の教材で勉強を済ませようとしているからです。実は簿記の試験って回数を重ねるごとにテスト範囲が広がり、2級の内容を扱ったり、範囲が狭くなったりします。範囲が狭くなるということはより深い知識が求められますし、2級の内容を扱ったりする場合は、2級の内容を勉強しておかなければなりません。

つまり今までの過去問だけを解いていると上記のような試験範囲が変更された場合、変更内容を対策しておらず、合格できない。ということにもつながります。イレギュラーな変更に対応できる人であれば問題はないでしょう。

また過激なタイトルの本「10日間で合格できる!」みたいな本を購入して、簿記の基礎の部分しか理解しておらず、応用問題に対応していない場合もあるようです。

対処法:商工会議所のサイトをチェックする

ある程度独学で勉強した場合、商工会議所のサイトで試験範囲をチェックした上、変更がなければ範囲を広げる必要はありませんし、変更がある場合は試験内容に合わせて勉強しておく必要があります。

理由3.ひっかけ問題が多く、引っかかる人が多いから

上記で少し触れましたが、過激なタイトル「10日間で合格!」というような内容の薄い簿記3級の基礎本を購入して、できる気になっていて本番の時に応用問題が出てきてびっくりした。というようなこともあるようです。簿記の基礎の部分しか理解しておらず、応用部分に対応していない場合は独学では厳しいでしょう。また応用問題を解けたとしても試験時間内に解き終わることができず、考えているうちに試験が終わってしまうことがあります。

対処法:必ず過去問を解く際、時間を計って行う

独学で行うのであれば、試験時間2時間を計って、時間内に問題を解くようにすると良いと思います。わざわざ過去問を買う必要はありません。TACや大原簿記などの資料請求をすると一緒に過去問を併せて送ってくれたりするので、そちらを活用するのもおすすめですし、ネットで検索すると応用問題の解き方や問題などが転がっていますので、そちらを参考にするのも良いでしょう。またメルカリなどで格安で教材が販売されているので、そちらを購入して活用をするのも良いかと思います。ちなみに私はメルカリで教材を格安で手に入れ、勉強しました。

簿記3級を独学で合格できる人の特徴を紹介

ここまで簿記3級を独学で合格するのが難しいと言われている理由3つご紹介しました。では独学で合格するのが難しいと言われている理由を踏まえて、どういった方が合格するのでしょうか。ここでは合格する人の特徴をご紹介します。

特徴1.疑問を解決しようとする人

独学で勉強する最大のデメリットは疑問を自分で解決しなければならないということ。学校であればわからない所を先生に聞くと理解するまで聞くことができます。ですが学校に通っていない。ということは聞く相手がなかなか見つかりません。簡単に解決できる疑問であれば、調べればわかると思いますが、複雑な疑問であれば解決するのにかなり時間が掛かってしまいます。

近くに簿記に詳しい税理士や会計士、簿記3級以上を取得している人がいれば安心ですが、いない場合は解決するのに一苦労です。ちなみに私には会計士がいたので、理解するまで教えてくれました。ですが、この記事を読んでいるあなたは周りに頼れる人がいますか?

いない場合はヤフーの知恵袋であったり、SNSで解説してくれそうな人を頼るしか方法はありません。自分で解決することに自信がない方は講座を申し込むことをお勧めします。24時間365日質問があれば対応してくれるTACなどが個人的にはおすすめです。

特徴2.教材選びに自信がある人

次に教材選びに自信がある人は独学でも合格できる可能性が高いです。まず勉強を始めるにあたり大事なモノは教材です。教材の書き方や言い回しは教材によって違います。簿記3級合格という趣旨の教材は無数にあり、迷ってしまいますよね。教材選びは大切です。ご自身に合うモノを選ぶと良いと思います。

迷う場合はTACか大原が出している教材を買うことがおすすめです。そして必ず最新のモノを選ぶようにするとなお良いでしょう。過去問は過去の問題なので最新である必要はありません。TACや大原が出している教材は万人にわかりやすい内容になっているので、基本的に誰でもわかると思います。

特徴3.計画を実行できる人

最後に計画を実行できる人です。簿記3級に合格するには大体5週間から7週間(毎日5時間勉強した場合)かかると言われています。ちなみに簿記2級は大体7週間から10週間(毎日5時間勉強した場合)。1日2時間だと倍以上の日が必要になります。

独学は誰かがカリキュラムを組んでくれているワケではありませんし、全て自分で計画し、それを実行しなければなりません。自分で決めた計画を実行できないと独学合格は厳しいでしょう。私は短期間で勉強を終わりたかったので、1ヶ月で簿記3級を理解できるように1日5時間ぐらい勉強しました。1日の勉強時間は人それぞれで構わないと思います。

簿記3級を独学で勉強する場合の費用はいくら?

ここまで簿記3級の試験が難しいと言われている理由、簿記3級を独学で合格できる人の特徴をご紹介してきました。最後に簿記3級を独学で勉強する時の費用はいくらなの?という部分をご紹介したいと思います。

  • 教材(教科書):約1,100円
  • 問題集:約1,200円
  • 過去問:約1,200円
  • 電卓:約500円
  • 受験料【商工会議所調べ】:2,850円

合計:6,850円となります。

ちなみに通信講座(TAC)に申し込んだ場合、30,100円とします。一発で合格することができれば23,250円を得することができますが、不合格だった場合、時給800円として換算して、次の試験まで50時間勉強するとします。9,900円損することになります。さらに再受験料2,850円を追加すると12,750円も損することになります。

独学でも合格できる自信があれば、良いのですが、1回でも落ちてしまうと完全に損してしまいます。電卓や過去問、テキストを買い替えないとしても、12,750円損するのは大きいですよね。不合格になって、本来勉強しなくても良い時間を仕事の時間などに充てることはできるワケですからね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ここまで簿記3級に独学で合格するのが難しい理由と合格する人の特徴、簿記3級に独学で合格する費用をご紹介しました。個人的には独学で勉強するのはそこまで大変ではないと思います。ただ1発で合格する自信がないのであれば、個人的には通信講座に申し込むことをお勧めします。最後までお読み頂きありがとうございます。