就活などで採用担当に好印象を与えられる秘書技能検定。
「秘書」という名前がついているので、秘書になる人が取得するものだと勘違いをする人もいるかもしれません。
しかし秘書技能検定は、社会人としてのマナーや常識、仕事でよくある場面での対応の仕方などが幅広く身につく検定です。
私自身、大学3回生の頃に秘書技能検定3級と2級に独学で挑戦し、一発で合格できました◎
今回は、秘書技能検定2級の独学勉強法や勉強にかけた時間、取得して良かったことなどをお伝えしていきます。
これから秘書技能検定2級に挑戦したいという方はぜひ参考にしてみてください。
取得に至った経緯
大学3回生。
来年からいよいよ就活が始まるという時期に、周りの友達で受験する人が多くいました。
周りと差ができないようにしなきゃと思ったのがきっかけです。
また、わざわざ挑戦するなら準1級や1級にも挑戦したいと思いましたが、準1級からは面接試験があるのといきなり準1級に挑戦するのは不安だったため、まずは2級に挑戦することにしました。
あまり勉強時間をかけたくなかったというのも正直なところです。
独学で挑戦しようと思った理由
対策授業がある大学や専門学校は少ないと思いますが、私が通っていた大学にも秘書技能検定対策の授業はありませんでした。
単発での講座などはありましたが、お金がかかるものでした。
できれば独学でいきたい……。
ネットで調べると、独学でも大丈夫!という声が多かったので、独学で挑戦することにしました。
勉強にかけた時間
勉強にかけた期間は2級、3級合わせて1か月程ですが、正直あまり時間をかけていません。
1日の勉強時間は日によりましたが、大学の授業やアルバイトもあったため、隙間時間で勉強していました。
時間がある日は机に向かって30分~1時間勉強することもありましたが、ほとんど寝る前や移動時間などの隙間時間を活用していました。
勉強量よりも質にこだわりました◎
独学での勉強方法
公式テキストを活用する
まずは公式テキストを購入しました。
過去問と要点まとめの2冊です。
最初は要点まとめを読んで、頭に入れてから過去問に挑戦しようと思っていましたが、やり方を変えました。
過去問をぱらぱらめくっていると、感覚でできそうな問題もあったため、過去問を解きながら分からないところを要点まとめから探して、マーカーを引くというやり方です。
そしてマーカーを引いたところは電車の中や寝る前に繰り返し見直しました。
できる問題を繰り返し解くのも◎ですが、時間がない人におすすめのやり方です。
しらみつぶしに解けない問題を1つ1つなくしていくようにしました。分からない問題は徹底的に調べて解決するのがポイント。
過去問で間違えた問題にも印をつけて、最低2回は解き直すようにしましょう。
イメージがわきにくいものは実践してみる
秘書技能検定2級の範囲は広く、中にはイメージがわきにくいものもありました。
例えばビジネスメールや手紙など。
まだ大学生だった私は実際にビジネスメールを送ったり、きちっとした手紙を書いたことがありませんでした。
そこで、実際にメール文を作ってみたり、百均でレターセットを購入してみました!
実際にものに触れて、勉強することでしっかりとビジネスマナーを頭に入れられました◎
百均などで手軽に購入できるものは、買ってみるのもありです!
よく教育機関で行われている、座学で学んだことを実習形式で実践力を身に付けるとはこのことですね。
イメージがわきにくいものでも、実際に体験することでしっかりと頭に入れられますよ♪
オレンジペンと赤シートを活用する
過去問には、直接オレンジペンで書きこみました。
なぜかというと、電車などの隙間時間で勉強しやすくなるからです。
電車の中で過去問を解いて、解答集を開いて答え合わせをするというのは、2冊同時に開くことになるので大変ですよね。
事前に家などで過去問を解き、オレンジペンで直接書き込みをすることで、電車の中では過去問と赤シートのみで勉強ができるようになるのでおすすめです♪
直接書き込みをすることで、前回どの問題で躓いて、どのような答えを出したのかを記録しておけます◎
実際の場面を想像してみる
秘書検定では、「上司が不在のときに上司あてに電話がかかってきたとき」「取引先から~という連絡があったとき」など、実際の場面を想定した問題が数多く出題されます。
私は実際に自分が秘書になっている気持ちで、問題を解くことを心掛けました。
そうすることで、よりイメージしやすくなったり、ただの暗記ではなく実際に就職したら実践しようという気持ちになれます。
後悔したこと
日頃から意識しておけば良かったと後悔したことが2つあります。
それは「敬語」と「漢字」です。
実際の試験はほとんどがマークですが、一部記述もあります。
また、正しい敬語が問われる問題も数多く出題されるので、日頃から正しい「敬語」と「漢字」に意識して過ごしておけば良かったと後悔しましたね。
自宅のお手洗いに敬語や漢字の1問1答の本を置くのがおすすめ◎
勉強アプリなどの活用もおすすめです。
試験当日の気づき
試験当日、問題を解きながら気づいたことがあります。
それは、かなり過去問と類似しているということです!
中にはほぼ同じ問題もありました。
全く同じというわけではありませんが、過去問でしっかりと試験の傾向を掴めます。
最低でも過去問3年分くらいに挑戦することをおすすめします。
過去問で対策しておいて良かった~~と思いました!
試験中も安心感がありました◎
試験結果
結果は3級と2級ともに1発合格!
点数は分かりませんが、理論と実技ともに合格でした。
合格証のカードももらえました♪
正直「絶対受かっている」という手ごたえはなかったので、安心しました◎
秘書技能検定2級を取得して良かったこと
1番は社会人としての一般常識やマナーが身に付いたことです。
正直取得時はあまり実感できませんでしたが、実際に社会人になり働き出してみて、役に立っていることは数多くあります。
特に敬語やメールのマナー、電話対応などを褒められたときは勉強しておいて良かった~~と思いました。
また、履歴書にも書けたので、その点でも良かったと思います。
社会人になって恥ずかしい思いをせずに済んだのは秘書技能検定のおかげです♪
まとめ
いかがでしたか?
秘書技能検定は、就活や仕事で役立つマナーをしっかりと身に付けられます。
就活時にさらにアピールしたいという方は準1級や1級に挑戦してみても良いでしょう。
秘書技能検定を受けるか迷っている人はぜひ挑戦してみてくださいね♪